■合格判定をどう見るか
東大模試の答案と成績が返却された時に一番最初に気になるのはやっぱり偏差値と合格判定でしょう。誰でもA判定が出れば嬉しいですし、E判定だとガッカリするものです。ただ、特に現役生にとっては、判定を気にしすぎるのは良いことだとは思えません。模試は現役生だけでなく多くの浪人生も受験しています。夏の模試なんかだと現役生は理社の範囲が追いついていない場合もありますし、何と言っても演習量が浪人生と比べ物になりません。その差は秋に向けて埋めていくとして、模試を受ける前に決めていた目標を達成出来ているか、自己採点では想定していなかった加点・減点がないか、といったことをチェックしてその後に繋げていきましょう。
浪人生はA判定にこだわるのもアリです。一年間の演習量と実際の東大入試を受験した経験は大きな力になるはずです。むしろ「A判定取らないでどうする!」ぐらいの気概を持って東大模試に取り組んでみても良いでしょう。
では実際に合格判定にはどのくらい信頼が置けるのでしょうか?これはあくまでも私が指導してきた東大に合格した生徒や大学の知り合いの話になりますが、夏、秋とA判定を取って至極順当に合格した人、夏はD、秋はBで段々と伸びてきた人、逆に夏にC、秋にEを取って絶望しながらも結局受かって行った人など様々です。もちろんA判定を取った人の方がE判定の人よりも受かりやすいのでしょうが、結局最後は入試本番で自分が解ける問題が出るか、いわば運の要素も強いのかもしれません。判定に一喜一憂せず、地に足をつけて学習していきましょう。
■講評冊子は保管すべし!?
東大模試では答案と成績用紙とともに、その模試を採点した予備校講師による講評冊子も送られてきます。これが中々辛口に書いてあることが多く、読んでいて耳が痛い人も多いかもしれませんが、他の受験生の典型的な誤答例なども分かり面白い。
またこの冊子には“成績優秀者リスト”が書かれています。このリストに載れれば嬉しいのはもちろんですが、実はこのリストを受験終了後まで保管しておくのをオススメします。というのも、模試の活用とは全く無関係ですが、大学入学後に改めて見直してみると知り合いがわんさか載っています(笑)。大学では全然授業に来ないアイツも受験生のころは日本のトップ10に入る人だったのか....といった小さな発見の楽しみのために講評冊子は保管しておくと面白いです。
2014/07/23 大澤英輝