4月に入り、新しい年度がスタートしました。
進学で新しい環境での生活がスタートした人もいれば、進級で同じ環境にいながら役割が変わった人もいると思います。
また受験生は入試まであと10ヶ月程度。いよいよ本格的な受験生活のスタートです。
一方で浪人をして受験勉強を10ヶ月延ばす、という選択をした人もいるでしょう。
「今年の1・2月に一度受験勉強を終えたけれども、それでは満足な結果が出なかった。」
「自分の目標とする結果を出すためにもう一度チャレンジしたい。」
そういった思いを胸に心機一転スタートを切っていることと思います。
そういった方がこの時期に思うであろう質問を、今日は考えてみたいと思います。
Q4.「浪人をします。1年間どうすれば良いですか?」
Q4 検討編
浪人をするのであればここから10ヶ月、目標に向かって全力で取り組むのみです。
検討編ではそのお手伝いができるように、質問に沿って考えて行きたいと思います。
Q4-1.「受験勉強を1年間延ばした、という決断に対して後悔はありませんか?」
去年の受験勉強で感じた方もいると思いますが、受験勉強の中〜後半戦になってくると徐々に辛さや焦りを感じてくるもの。現役生はもちろん、浪人する人はなおさらです。何といっても、高校の同級生はその頃大学生活を楽しんでいるのですから。
そういった時に負けないためには、自分が浪人して1年頑張るんだという強い決断を大事にしておくことがポイント。
行きたい科類はどこで、それは何故か?今年の結果ではなぜダメだったのか?
その理由を今一度見つめ直してみましょう。
Q4-2.「自分は今年の受験で何が足りなかったと思いますか?」
目標とする科類に合格するためには合格点を取る必要があります。
合格点を取るために必要な各科目の
目標点に対して自分はどれだけ点数が足りなかったのか、
そしてその点数を上げるために何をすれば良かったのかを考えてみましょう。
そもそも基礎的な力が足りなかったのか、あるいは演習・練習を積めば何とかなったのか?
それによってやるべきことは変わってくるはずです。
Q4-3.「今年1年間で、何をどれだけやりますか?」
Q4-2.で見た課題を踏まえると、今年やらなければいけないものが見えてくるでしょう。
使う問題集等などの教材や受けるべき模試、過去問の年数やタイミング、センター試験対策など、時期も含めて考えてみましょう。
Q4-4.「今年1年間の自分なりの時間割はありますか?」
現役時代との一番の違いは学校の時間割が無いこと。
生活のリズムを作るためにも、時間割を作っておくと役に立ちます。
予備校等に通っている人はその時間割をベースに、そうで無い人は自分なりに時間を区切って毎週の時間割を作ってみましょう。
Q4 回答編
東大の現役合格率は実は65%程度。毎年多くの浪人の方が合格を勝ち取っていきます。そんな先輩の体験を聞いてみましょう。
➡S.K.さん(文科一類合格)の場合
Q4-1.「受験勉強を1年間延ばした、という決断に対して後悔はありませんか?」
現役の時には私立大学の法学部に合格していました。
個人的にはそこに行っても良いかな、と思いましたが同じ学校に通っていた友人が浪人する、という話を聞いて自分も頑張ってみようと思い、浪人することを決めました。
辛いこともありましたが、浪人仲間にも恵まれて乗り切ることができました。
Q4-2.「自分は今年の受験で何が足りなかったと思いますか?」
得点開示を見たら、地歴科目の対策に手が回っていなかったことが大きな原因だと分かりました。
世界史なんかは一桁だったので(笑)地歴を重点的にやることに決めました。
英数国は人並みに点が取れていたので、更に5点ずつ上乗せすることを目標にしました。
Q4-3.「今年1年間で、何をどれだけやりますか?」
予備校に通ったので、基本的にはそのカリキュラムに従って学習していました。
またそれに加えて地歴、特に世界史が苦手だと分かったので一からやり直すことにしました。
具体的には8月の模試の前に通史を1周終わらせ、それ以降半年をかけて過去問を20年分全て解く計画を立てました。
他の科目はある程度仕上がっていたので、苦手な問題・単元をこなしながら過去問を1ヶ月に1回は解くようにしていました。
Q4-4.「今年1年間の自分なりの時間割はありますか?」
4-3.に書いたように、通っていた予備校の時間割が主な時間割でした。
基本的には月〜金は9時〜17時に授業があり、土日は授業は休みでしたが同じ時間帯で自習をしていました。
出来る限り週に1日、難しいときは2週間に1日は休みの日を作り、リフレッシュするようにしていました。
Q4.「浪人をします。1年間どうすれば良いですか?」
とにかくやるのみ。良い人生経験になると思うので、頑張ってください!
➡A.N.さん(理科二類合格)の場合
Q4-1.「受験勉強を1年間延ばした、という決断に対して後悔はありませんか?」
現役の時には地元の国立大を受験しましたが、不合格でした。
元々遺伝子の研究をしたいと思っており、東大はそれにとても良い環境だったのでぜひ目指したいと思い、浪人することにしました。辛いときは自分が何を目指しているのかを繰り返し思い出し、気合いを入れていました。
Q4-2.「自分は今年の受験で何が足りなかったと思いますか?」
受験勉強を始めたのが遅かったため、得意だった化学以外はほとんど対策が出来ていませんでした。
その意味では今から高3生だくらいに思い、一から受験勉強をしようと思いました。
Q4-3.「今年1年間で、何をどれだけやりますか?」
地方出身だったのですが、都内の予備校に通うことにしました。
基本的には予備校のカリキュラムに沿って学習しましたが、特に苦手だった英語と古文漢文は7月のマーク模試で単語問題が取れることを目標に早めに取り組みました。
化学は自信があったので知識の確認をした後は8月の模試で高得点を取ることを目標に過去問や模試の問題集を、他の科目は夏まで基礎を固め、9月から一気に演習をしました。
Q4-4.「今年1年間の自分なりの時間割はありますか?」
大体8:30〜17:30の時間帯で授業がありました。
予備校が午前中無い日もあったのですが、生活がだらけてしまうと思い同じ時間帯に自習室に行くようにしました。
土日は自習したり、時には好きなアーティストのライブに行ったりして息抜きをするようにしていました。
Q4.「浪人をします。1年間どうすれば良いですか?」
浪人をすると1年間入学は遅くなってしまいますが、その分学力的にも人間的にも大きく成長できると思います。特に学力的には、化学を更に深めて学習できたことが大学に入ってからの学習にも大きく活きています。来年春に向けてぜひ頑張ってください!
来年のこの時期はきっと楽しいはず。
良いスタートダッシュを切っていきましょう!
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2015/04/03 根本紘志