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桐原書店『全解説 実力判定英文法ファイナル問題集「標準編」「難関大学編」』

 英文法の学習が一通り終わったみなさん!
 問題集で単元がわかっていれば解けるけれど、ランダムに出題されると微妙…なんてことはありませんか?
 あるいは、いざ長文演習ばかりやっていたら…
 英文法の学習が一通り終わったみなさん!
 問題集で単元がわかっていれば解けるけれど、ランダムに出題されると微妙…なんてことはありませんか?
 あるいは、いざ長文演習ばかりやっていたらいつの間にか細かい文法事項が不安に…でもどこから復習したらいいかわからない…なんてことになっていないでしょうか。
 今回は英文法・語法学習の総まとめ、総復習にうってつけの教材「実力判定英文法ファイナル問題集 標準編」そして「実力判定英文法ファイナル問題集 難関大学編」を紹介します。

 本書は全10回のテスト形式で、文法・語法の問題が一回あたり50問、ほぼランダムに出題されています。各回だいたい記号穴埋め問題が30~35問、並び替えが10問、正誤問題が5問程度の構成です。
 まずは参考書や辞書を使わずに問題にチャレンジしてみてください。回を追うごとに難易度が上がっていくので、標準編の序盤の問題は45点以上、標準編後半と難関大学編は40点以上を目指していきましょう。

 標準編がカバーできればセンター〜中堅私立レベルは大丈夫。標準編後半から難関大学編までいけば東大入試にも直結するレベルの問題が並びます。特に第4問Aの誤文訂正、正誤問題にはよい練習となるでしょう。

 別冊の解答は非常に丁寧で、各問題に関連したポイントがおさえられています。
 例えば、自動詞talkを選ばせる問題の解説では、「言う」系の動詞(tell,say,speak,talk)の用法 が網羅されており、同じ分野の範囲を隈なく補うことができます。文法に自信のある人でも、網羅された解説を見ることで意外な発見があるはずです。

 また本書には「弱点発見シート」というものがついており、間違えた問題を記入すれば正答率の低い単元が一目で分かるようになっています。ファイナルを一周した後、自分が使ってきた文法書で弱点部分を補うと効率よく文法の穴をカバーできるでしょう。

 入試が近づいてくると文法なんてやってる場合じゃない…と言って演習に力を入れてしまいがちですが、相当英語が得意ではない限り長文で他の受験生に大きく差をつけるのは至難の業。
 英語で後れを取りたくないという人は最後まで文法を大切にしてください。
 その意味で、本書の解説は丁寧ではありますが、抜けの多い単元はおろそかにせず文法書を振り返ることをオススメします。必ず本番での自信につながりますよ。



2014/07/04 宮本拓

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