受験対策

東大入試の解答用紙 第6回:日本史

東大日本史の解答用紙は、世界史や地理と同じく次のような形式となっています。

⇒PDFファイルダウンロード(全年度共通)

■どんな形か?■
東大地歴の解答用紙はA3用紙表裏。
そこに、30文字×22行の解答用紙が各面2つずつ、計4箇所((イ)(ロ)(ハ)(二)と名付けられています)割り付けられています。
解答用紙の上部には「日本史」「世界史」「地理」のうち一科目を選択して切り取るスペースがあります。

使い方を知らないと「ただの原稿用紙…?」となってしまうので、使い方を事前に研究しておく必要があります。

■日本史で解答用紙を使う上での特徴■
まずは、解答用紙上部の「日本史」欄を切り取ること。
これを忘れるor間違える人が本番では必ず出るので、注意が必要です。
その上で、問題に解答していきます。

問題文に指定されている通り、日本史の第一問〜第四問は回答欄の(イ)〜(二)に記入します。世界史のように大論述があったり、地理のように問題数が多かったりすることは無いので、各回答欄の使い方に苦労することはそこまで無いでしょう。

1点注意することがあるとすれば、問題を飛ばした時に回答欄を間違えないようにすることです。地歴2科目を解く際には世界史第一問→日本史第四問→世界史第二問のように、解く順序を工夫する人も多いと思います。解答欄が全く同じ形をしていますので、そういった時に別の場所に書いてしまわないよう、注意してください。

■使い方■
原稿用紙とは異なり、段落・問題の1文字目を空ける必要はありません。また改行も必要有りませんので、1マス目から答案を記入しましょう。

小問がある時の記入の仕方は注意が必要です。日本史の場合は困らないことが多いのですが、小問記号(AやB)を書いた後は改行せずに、そのまま続けて答案を書き始めることが一般的とされています。つまり、小問Aを「4行で答えよ」と言われた際には30文字×4行−記号1文字分=119字が解答に使える文字数となります。


数学や国語、理科は書くことが多くなってしまった際には「文字の大きさを小さくする」ことで対応ができますが、地歴の場合はそれが効きません。
論述の勉強や過去問の対策を通じて文字数のイメージをつかむことがとても大事になってきます。

「普段は実力が十分にあるんだけど、1文字オーバーしてしまった…」なんてことが無いように、練習を積んでください!


2015/12/18 根本

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