受験対策

東大入試の解答用紙 第8回:地理

東大地理の解答用紙は、世界史や日本史と同じく次のような形式となっています。

⇒PDFファイルダウンロード(全年度共通)

■どんな形か?■
東大地歴の解答用紙はA3用紙表裏。
そこに、30文字×22行の解答用紙が各面2つずつ、計4箇所((イ)(ロ)(ハ)(二)と名付けられています)割り付けられています。
解答用紙の上部には「日本史」「世界史」「地理」のうち一科目を選択して切り取るスペースがあります。

特に時間勝負となる地理では、使い方を知らないと本番でどのように書いて良いか慌ててしまうので、事前に準備・研究しておく必要があります。

■地理で解答用紙を使う上での特徴■
まずは、解答用紙上部の「地理」欄を切り取ること。
これを忘れるor間違える人が本番では必ず出るので、注意が必要です。
その上で、問題に解答していきます。

問題文に指定されている通り、地理の第一問〜第三問は回答欄の(イ)〜(ハ)に記入します。地理は世界史・日本史と比べて小問の数が多いため、各回答欄の使い方に注意する必要があります。

また、問題を飛ばした時に回答欄を間違えないようにすることも大切です。地歴2科目を解く際には世界史第一問→地理第三問→世界史第二問のように、解く順序を工夫する人も多いと思います。解答欄が全く同じ形をしていますので、そういった時に別の場所に書いてしまわないよう、注意してください。

■使い方■
原稿用紙とは異なり、段落・問題の1文字目を空ける必要はありません。また改行も必要有りませんので、1マス目から答案を記入しましょう。

地理で特に注意が必要なのが設問・小問記号の記入です。地理の問題の特徴として、大問内の設問・小問数が多いことが上げられます。大問一つ(第一問など)の中には2〜3つの設問(A, B, Cなど)と設問ごとに小問((1), (2)など)があります。
それらについて、「解答は、設問・小問ごとに改行し、設問・小問番号をつけて」記入することと指定されています。

この「設問・小問番号をつけて」についてですが、答案を書く際に設問番号・小問番号を記入し、改行して答案を書き始めるのではなく設問番号・小問番号の後にそのまま答案を記入する必要があります。

特に地理は先述の通り問題数が多いので2009年第2問のように、改行してしまうと回答欄に収まり切らなくなってしまうケースがあります。


改行をせずに記入すると以下のように18行で収まります。


地理は時間も解答用紙のスペースも余裕があまりない科目です。
少ない時間でいかに正確かつ充分な答案を書くか、そしてそれに邪魔にならないように解答用紙を使いこなすかの準備が必要です。

東大地理受験を目指すのであれば、早い段階から解答用紙を用いて問題演習をして損はないでしょう。

2015/12/23 根本

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