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入試問題早慶戦 1回戦:理工学部 数学

慶應義塾大学 早稲田大学 対戦結果

慶應義塾大学

 試験時間120分・大問5題。そのうち大問一つ分が小問集合であることも少なくありません。設問の多くは空欄補充形式ですが、証明問題をはじめ過程をすべて記述させる問題も数問出題されます。

 出題される問題について。出題される単元や、大問のストーリーの大筋は東大と比べても遜色ないものですが、如何せん穴埋め形式なので、話の流れの意図を汲んだり、空欄に合うような変形を考えなければならなかったりと、東大とは少々異質な頭の使い方を強いられる場面もしばしば。何より、議論を自分で一から組み立てる必要も、場合分けに自分で気付く必要もないのは物足りない! ただし、難易度は十分高いので、学力は純粋に磨かれます。

 問題の分量は東大数学対策ではあまり気にしなくても良い部分かもしれませんが、どっしり考える必要のある問題が多い割には例年厳しめで、少なくとも東大対策に支障が出るようなことはないでしょう。

 知識偏重型の類の問題は見当たらず、東大同様知っていると安心して解き進められる問題を時たま見かける程度のものです。

サンプル問題 ~2015年 大問1~

形式:★☆☆☆☆(一部記述式だが空欄補充メイン、小問集合も)
傾向:★★★☆☆(テーマ・難易度は良いが誘導が穴埋め的)
分量:★★★★★(例年そこそこ多め)
知識:★★★★★(東大同様、時々知っていれば嬉しい問題がある程度)


慶應義塾大学 早稲田大学 対戦結果

早稲田大学

 120分・大問5題は慶應と変わらずですが、こちらは全問導出過程含む記述式。小問集合もないので、気分はまさに一問少ない東大数学といった感じです。

 出題傾向としては、やや処理力重視ながらすべきことは大体明確で、全体として“東大で出題されたら是非とも完答したい”程度の問題が多く並びます。数学が苦手な東大受験生にとっては、丁度良いトレーニングになり得るでしょう。

 問題の分量は標準的。各場合分けの中のそれぞれで計算が重いような問題(→サンプル問題)に当たると、解ける問題の多い実力ある人ほど急がなければならない状況に陥りがちですが、それは東大入試でも同じです。

 知識が無いと解けないような問題はやはりほとんどありません。それどころか、積分の置換の仕方のヒントをくれたり、体積を積分で求める際に断面を指定してくれたり、ちょっと過保護(!?)

サンプル問題 ~2014年 大問Ⅳ~

形式:★★★★★(東大同様、全問記述式)
傾向:★★★★☆(全体として東大よりやや易しめ)
分量:★★★★★(標準的)
知識:★★★★☆(むしろヒントを与え過ぎなくらい)


慶應義塾大学 早稲田大学 対戦結果

理工学部 数学対決 結果

形式 傾向 分量 知識
KEIO 1 3 5 5 14
WASEDA 5 4 5 4 18
戦評

 早稲田が全項目で高得点を挙げて初戦勝利

 出題形式が東大と同じか否かでやはり圧倒的な差がついてしまいました。しかしながら、東大数学ですら稼ぎにしたいというほどの実力者にとっては、早稲田の問題が物足りないということはあるかもしれず、その場合慶應の問題は胸を張ってお勧めできます。参考まで。

2016/12/12 石橋雄毅


ここまでの対戦結果

理工
数 学

英 語
理工
物 理

世界史
理工
化 学

日本史
理工
生 物

国 語
理工
英 語
KEIO 0 1 0
WASEDA 1 0 0

次回予告

12月15日(木) 2回戦 法学部 英語対決

入試問題早慶戦
<開会式>
<法学部>英語世界史日本史国語
<理工学部>数学物理化学生物英語
<閉会式>総括


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