受験対策

センター9割への道 第1回:世界史

センター試験の世界史は覚えることが多くて大変そう…という声をよく聞きますが、出題内容は基本的な事柄がメインで、しっかり勉強ができていれば安定して高得点を取ることができます。「計算できる」科目として、対策をしっかりやる必要があります。…
■はじめに■
センター試験の世界史は覚えることが多くて大変そう…という声をよく聞きますが、出題内容は基本的な事柄がメインで、しっかり勉強ができていれば安定して高得点を取ることができます。「計算できる」科目として、対策をしっかりやる必要があります。


■出題内容■
センター世界史は生物や国語のように大問やパートごとに時代や内容が決まっている訳ではありませんので、問題構成と大まかな勉強法をメインに説明したいと思います。

全体的な問題の構成としては
・大問4問構成
・大問1問につきパートが3つ
・各パートにつき3題ほどの小問
・合計小問数は36題前後
・小問1問2~3点
といったところでしょうか。
他科目とは異なり、時代やテーマごとに問題が設定されているわけではないので、どこかの範囲をやり終えれば点数がその分アップする、ということはありません。網羅的に勉強していくうちに徐々に点数が上がってくることになります。
小問の内容としては空欄補充問題、用語説明問題、年代問題、地図問題、正誤問題…などがあります。もちろん文化史は必ず主題されますので、網羅的に勉強する必要があります。問題のイメージが自分でついていない人は過去問を確認してください。
センター世界史を解くということは、突き詰めると「○×問題を繰り返し解く」ということになります。小問1題につき4つの選択肢(文章、用語)がありますので、その文章に○×をつけることができれば正解できます。小問が36題あるとして、それぞれに4つの選択肢があるとしたら、単純計算で144題の○×問題を試験中に解ければよい、ということになります。
対策としてはまずは一問一答、あるいは問題集を解いたうえで過去問を10年分解きましょう。10年分解けば一通りの問題形式、難易度に触れられるはずなので問題慣れという意味でもおすすめです。慣れてくれば1年分を30分ほどで解けるようになれますので、トレーニングを積みましょう。


■参考得点■
・総合9割を目指すなら……95~100点
・苦手でもここまでは……90点
・本番で大失敗……80点

もちろん年度によって難易度の差はあり、殆どありませんが得点調整がなされる可能性もあります。しかしセンター試験は文理、科目、難易度問わず勉強量が足りていれば8割は確実に得点できます。そういった意味でどんなに失敗したとしても8割は切れません。切っていたら勉強不足です。二次でも得意科目にしたい人はもちろん100点を目指して勉強していきましょう。


■最後に■
センター世界史は国語と違って不確実性が低い、つまり安定して高得点が期待できる科目です。しかしそのためには豊富で幅広い勉強が不可欠になります。どのような出題形式だとしても、聞かれている内容は教科書の範囲を逸脱しないはずなので、覚えるべきところを覚え満点をとるべく対策できるとよいですね。

2013/12/10 武井靖弥

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