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理系のための東大文系数学2013年第2問

 見る人が見れば「数Ⅲ?」と感じるかもしれませんが、今回もあくまで文系数学の過去問です。できる人にとっては何でもないのですが、数学が苦手な人にとってはちょっと発想力が要る、という立ち位置にある問題のようです。東大数学に必要な最低限の思考力が備わっているかどうか、確かめてみてください。


<問題PDF>

 座標平面上の3点

P$(0,-\sqrt{2})$, Q$(0,\sqrt{2})$, A$(a,\sqrt{a^2+1})$  $(0 \leqq a \leqq 1)$

を考える。
(1) 2つの線分の長さの差 $PA - AQ$ は $a$ によらない定数であることを示し,その値を求めよ。
(2) Q を端点とし A を通る半直線と放物線 $y=\frac{\sqrt{2}}{8} x^2$ との交点を B とする。点 B から直線 $y=2$ へ下ろした垂線と直線 $y=2$ との交点を C とする。このとき,線分の長さの和

$PA+AB+BC$

は $a$ によらない定数であることを示し,その値を求めよ。

<略解PDF>
<略解>

2017/04/27 石橋雄毅

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