東大情報

学部・研究科紹介

学部紹介

 このページでは、東大の各学部を紹介していきます。

 東京大学の大きな特徴として、最初の2年間は専門学部に分かれず、全員が同じ「教養学部前期課程」という学部に所属する、ということが挙げられます。
 つまり、本格的に専門を学ぶ学部に分かれるのは大学3年生から、ということになるわけです(3年生以降の学部は大学2年夏時に行われる「進学振り分け」で選択・決定します)。

 とはいえ、専門で何を学びたいかにより大学1〜2年の過ごし方も変わってくるでしょうし、入試でどの科類を選択するか(文科一類〜理科三類)にも関わってきます。

 以下には、各学部の簡単な紹介と、各学部ホームページへのリンクを掲載します。「自分の興味ある学部をいくつか見つけるぞ!」というつもりで見ていただければうれしいです。
 今後、順次コンテンツを増強予定です。どうぞお楽しみに!

教養学部前期課程

 東京大学の1・2年生全員が所属する学部です。入学生はこの学部に2年間所属し、教養教育(リベラル・アーツ教育)を受けます。この2年間で、学生は主に必修科目として、

 文科学生…外国語、情報、身体運動・健康科学実習、基礎演習、
      社会科学、人文科学、方法基礎(文科三類生のみ)

 理科学生…外国語、情報、身体運動・健康科学実習、基礎実験、
      数理科学、物質科学、生命科学

を学習し、他にも総合科目や主題科目として自分の関心のある科目を学習しながら3年次以降で所属する学部を決めていきます。
 教養学部前期課程ホームページに詳細が掲載されていますので、ぜひ見てみてください。

進学振り分けに関する参考ホームページ
平成25年度 進学のためのガイダンス
東京大学進学情報センター

後期課程

 3年生以降、各学生はそれぞれの専門ごとに分かれた後期課程に進学し、専門分野の学習を進めていきます。各学部の特徴を紹介していきます。
※学部名をクリックすると、各学部の紹介ページ(公式ホームページ)を見ることができます。

■法学部

 弁護士、官僚を多く輩出する学部として知られる法学部。実際、400名超の卒業生のうち120名ほどが法科大学院に進学、また50名ほどが国家公務員になっています。
 法学部は第1類(私法コース)、第2類(公法コース)、第3類(政治コース)の3専攻に分かれており、それぞれのコースにより学習する科目が多少異なります。第1類は法曹(弁護士)志望、第2類は公務員志望、第3類は政治に関心のある学生が多く集まる傾向にあります。

■医学部

 東大の医学部は医学科、健康総合科学科の2専攻があります。
 医学科は一般的に言われる「医学部」で医師養成を行いますが、東大の医学部は臨床医養成だけでなく、研究医育成という大きな役割も担っています。むしろ、研究者育成に主眼が置かれているといっても良いでしょう。
 健康総合科学科では、ヘルスサイエンス(健康の維持、病気の予防、看護、介護)についての研究が行われます。これからの長寿社会において重要な視点となるであろう健康についての学習を行うことができます。

■工学部

 工学部には16の学科に合計約2000人超の学生がいる、東大の中でも最大規模の学部です。学科は化学系、技術系、宇宙系、電子系、システム系と多岐に渡ります。
 規模が大きいこともあり、HP等での研究内容紹介にもとても力が入っています。ぜひ一度ホームページを見てみてください。

■文学部

 文学部は法学部・医学部とともに東大創設時からある最も歴史のある学部の1つです。思想文化学科・歴史文化学科・言語文化学科・行動文化学科という4つのカテゴリの中に27の専攻があり、幅広い研究がなされています。また、近年は人文学の社会的な価値を再定義しようと、さまざまなプログラムも組まれています。

■理学部

 理学部は10の専攻から成り、さまざまな自然現象を解き明かすことを目的とした研究を行っています。江崎玲於奈氏や小柴昌俊氏、南部陽一郎氏といったノーベル賞受賞者をはじめとして、理学分野の研究に大きな功績を残した方々を輩出したことでも知られています。
 また、理学部は工学部と同じく広報にとても力を入れています。魅力的なコンテンツやイベントのお知らせもあるので、ぜひホームページに一度目を通してみてください。

■農学部

 農学部は応用生命科学、環境資源科学、獣医学の3課程、15の専修からなり農学に関わる様々な課題を幅広く扱っています。広大な演習林等の施設を用いた実習も行われ、実地に出向いて学ぶことが可能です。
 大学院では、近年話題になっている食の安全バイオ分野のプログラムも組まれています。

■経済学部

 現代日本においても最大の論点となっている経済。その重要性は言うまでもないでしょう。
 専攻は、経済学科・経営学科・金融学科の3学科に分かれており、また数学・政策・経営・歴史・統計といった様々な方向から経済を扱っています。もう一つの特徴としてはゼミがあり、海外研修も含めた特色あるゼミが開講されています。

■教養学部

 教養学部には先程挙げた前期課程に加えて後期課程もあり、後期教養学部は「学際性」「国際性」「先進性」をキーワードとして他の学部では扱いにくい、文理の枠を超えた内容を扱っています。学部は3学科13分科と、学融合プログラムからなります。
 AIKOMという1年間の海外留学も含めたプログラムが特徴的で、留学を考える学生にとって人気のプログラムとなっています。

■教育学部

 教育学部というと一般的には教員養成を行う学部というイメージを持たれるかもしれませんが、東大の教育学部はそれだけではなく、教育に関してさまざまな角度から捉えることを目的としています。
 学部は総合教育科学専攻の元に3専修と5専攻が置かれ、哲学から学校教育までさまざまな内容が扱われています。
 また、大学院には学校の先生方や教育行政に携わる方も所属され、現場と連携した研究が行われています。

■薬学部

 薬学部は薬剤師養成とともに、薬学に関する様々な研究を行っています。東大の薬学部は新薬開発や、近年話題となっているバイオ分野での研究で国内・国外の中でも大きな成果を挙げています。
 薬学部の教育制度は平成18年に変わり、4年制と6年制の2種類が併存しています。修士・博士課程に進む場合は制度上異なる点があるので注意が必要です。このようなこともあり、説明用の冊子が用意されています。詳しくはこちらを見てみてください。

 また、これらの学部以外にも東大にはさまざまな大学院やプログラムがあります。
 その多くは関係するとしても、大学院以降となりますが、興味のある人はぜひ一度「学部・大学院・研究所・センター」一覧ページより調べてみてください。

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