応援メッセージ

武井靖弥(経済学部経営学科 学部3年)

東京大学に合格するということは簡単ではありません。僕自身も高2の冬から真剣に勉強し始め、その後1年間浪人してやっと合格することができました。その約2年に渡る受験勉強の間、もちろん勉強としての楽しさも見出せましたし、得たものも大きかったのですが…
所属団体:運動会準硬式野球部
アルバイト:塾講師。英語世界史を教えています。
出身高校:栄東高校
趣味:読書

現在、特に力を入れている取り組み

運動会準硬式野球部に所属しています。硬式野球部と異なり、勉強など野球以外に比較的時間を使える一方、東京六大学準硬式リーグに所属していて、リーグのレベルは高く(甲子園経験者と戦えます!)、本気で野球ができます。
また学部では高橋伸夫ゼミに所属し、経営組織論を学んでいます。コアテキストから専門書を輪読してディスカッションするなど、学業面でも充実しています。
またアルバイトとして塾講師を続け、計5人ほどの受験生を大学に受からせることができたことは、うれしいことこの上ありません。

受験生へのメッセージ

東京大学に合格するということは簡単ではありません。僕自身も高2の冬から真剣に勉強し始め、その後1年間浪人してやっと合格することができました。その約2年に渡る受験勉強の間、もちろん勉強としての楽しさも見出せましたし、得たものも大きかったのですが、犠牲にしたものも少なくありません。後悔したこともあります。誤解しないでほしいのは、僕は勉強のためになにかを犠牲にすることをすすめているわけではありません。それくらい真剣に取り組むだけの価値が東大にはある、ということなのです。いろいろ壁にもぶつかるでしょう。苦しい期間もあるでしょう。しかし自分で一度決めたものについては、それを達成するまで進み続ける…。それが叶ったとき、皆さんもなにか大きなものを得ることができるはずです。がんばってください。

東大の魅力

なんといっても教授陣が豪華です。ゼミの教授である高橋先生からのエピソードを一つ紹介すると、以前高橋先生と出版社の方が経済学部の教授室のあるフロアを歩いていると、部屋のネームプレートをみた出版社の方が、「これはあの○○先生ですか?あれはあの△△先生ですか?」と先生に聞きながら歩いたそうです。そのたびに「そうです。これはあの…」というくだりを続けたということです。先生の中には内閣から相談役として呼ばれるなどマクロな面で活躍している人もいれば、トヨタに異常に詳しい人がいたりします…。このような、あの(有名な)○○先生に教えてもらえるということは、とても魅力的です。

東大の足りないところ

運動会各部の運営資金はほとんどOBからもらっています。OBが多いということはメリットかもしれませんが、言い換えれば大学からの援助はほとんどないということです。大学側も運動部にお金を出す気はあまりないらしいので、設備面では不便なところもあります。

東大に対して、入学前と現在とでギャップを感じたこと

東大生ということで運動能力はあまり高くないだろうと思い、部活でもすぐにレギュラーになれると思ったのですが、やはり勉強も運動もハイレベルな人は確実に存在します。僕の部活の先輩で、理学部物理学科所属、リーグ戦でベストナインを達成した人がいます。(ちなみに「理物」は理系の中では、最も進振りの点数が高い所のひとつです。)

受験生時代を振り返り、こうしたほうが良かったと思えること

通っていた予備校で授業を入れすぎてしまい、復習の時間が少なくなってしまったことです。当時は演習こそすべてと思っていて、問題演習や授業を受けることに多く時間を割いていました。結果的に合格者平均点を超すことができたのでよかったのですが、今思うともっと復習しておけばよかったかなと思います。

私にとっての恩師

学科面での恩師となるとすべての先生に特有の思い出や教わったことがあるのですが、ここではあえて、(趣旨は違ってきてしまうかもしれませんが)高校野球部の監督にしたいと思います。

鈴木和也先生
栄東高校・高校野球部監督
体育科

学科面で教わったことは、中学生のときに(当時は中学野球部の監督だった)漢字を習ったくらいですが(笑)、とにかくガッツあふれる男でした。怖い監督というよりは、頼れる兄貴のような存在で、僕自身大学で野球に打ち込んでいる今でも暇を見つけて、監督に会いに高校野球部に顔を出しています。

エピソードとしては、現役時代に送られてきた年賀状です。受験期で忙しかったのですが、途中で選手としては部を引退してしまった僕を変わらず応援してくれたこともあり、監督に年賀状を書くことにしました。数日後、
「いよいよですね。絶対大丈夫。自信をもってがんばれ。期待しています。」
というメッセージが当時1歳の赤ちゃんの写真とともに年賀状で送られてきました。

実際現役では東大合格には至らなかったのですが、この言葉は大きな心の支えになりました。受験を乗り切るためには、精神的にも安定していないと厳しいと思います。そんな中、30字程度ではありますが非常に心に響いたメッセージをいただいて、精神的な支えになりました。その年賀状は会場にもお守り代わりとしてもっていき、今でも部屋で保管しています。

監督へ
最近顔を出せていませんが、また暇をみて練習に参加させてください。

東大入試ドットコムへのメッセージ

英語世界史の参考書や学習ノウハウ関連で貢献していきたいです。

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