応援メッセージ

龍田真美子(理学部物理学科 学部3年)

東京大学の魅力は、やはり優秀な同級生と日本一の教授陣でしょう。必修科目の担当が素晴らしい本を書いていらっしゃる先生であったり、隣に座っている学生が物理オリンピックのメダリストであったり・・・。アンテナをはっていれば、刺激的なネタが…
所属団体:東京大学音楽部女声合唱団コーロ・レティツィア
出身高校:桐朋女子
趣味:うたをうたうこと

現在、特に力を入れている取り組み

つい先日まで、東大女子のみで構成される合唱団コーロ・レティツィアの責任者と学生指揮者を兼任させていただきました。学生の本分は勉強ですが、その傍らで東大女子がいきいきと努力を投じることのできる場として存在する団体を支えることは、喜びであり誇りでした。
東京大学公式の合唱団ならではの活動として挙げられるのは、毎年武道館で行われる東京大学の入学式に参列して「東京大学の歌」を演奏することです。また、2年に一度BESETOHA合唱祭という、北京大(BEijing)・ソウル大(SEoul)・東大(TOkyo)・ベトナム大学ハノイ校(HAnoi)の4大学が合同で開催する国際合唱祭に参加しており、合唱という「声を合わせて音楽を奏でる」コミュニケーション方法で国際交流をしています。
これを読んでいらっしゃる受験生さんが合格したら、ぜひレティツィアへ!※ただし女子に限る
 
 

東大の魅力

東京大学の魅力は、やはり優秀な同級生と日本一の教授陣でしょう。必修科目の担当が素晴らしい本を書いていらっしゃる先生であったり、隣に座っている学生が物理オリンピックのメダリストであったり・・・。アンテナをはっていれば、刺激的なネタがあちこちに転がっています。また、入学して最初の2年間は「前期教養学部」という枠で幅広い分野の履修をすることになりますが、専門に熱中して視野を固定する前に、あちこちのオイシイ部分をつまみ食いしてのびのび勉強させてもらえるのは、かなりの特権だと思います。

東大の足りないところ

まず浮かぶのは女子学生の数、でしょうね。全体では5人に1人は女子、ということになっていますが、理系と文系で大きな隔たりがあります。理科一類では1割、理学部物理学科では70人中2人という、ほかの国の人にお話しすると驚かれる数字です。しかしそのせいで女子学生が冷遇されているということは全くなく、むしろとても大切に扱ってもらえるし互いの結束もかたいので、困ることはありません。世間一般で言う「普通の女の子」とはまるで違った道を歩んでいるんだろうなと思うと、ちょっと笑えてきますけどね。

東大に対して、入学前と現在とでギャップを感じたこと

予備校のたぐいにお世話になった人が、意外と少ないなと思いました。東大生の9割は予備校の産物なのだろう、と思い込んでいたのですが、「近くになかったから自力で」と言う地方出身の人や、「学校の講習だけで」と言う人がかなりいます。広告の典型例のように「朝から晩まで予備校に缶詰」と言う人ももちろんいますが、マジョリティではないようで驚きました。

受験生時代を振り返り、こうしたほうが良かったと思えること

受験時代というより、高校3年間、というかもっと前から、自力で本を読んで勉強する楽しさを学んでおくべきだったと思います。正直、大学に入ってからの方が受験時代より勉強にかけるエネルギーや時間は多いのですが、それは能動的だから楽しく続けられるのです。口を開いて待っているだけではない勉強姿勢を早いうちに確立できたら良いと思います。

私にとっての恩師

高校の物理の先生には感謝しています。「物理って、すごいな!」と感動させられる授業を展開してくださいました。
また、数学者である父は敬愛しています。受験時代はよく勉強をみてもらいました。

東大入試ドットコムへのメッセージ

組織化して東大内部のことを発信するのは多くの人にとってプラスだと思います。きちんとした情報をみて、夢と芯を持った人が受験に向かってくれるようになると良いですね。

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