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チレキ参考書 −第2部 −日本史の試験・勉強法・参考書①−
「次の文章を読み、後の問いに答えよ。」東大日本史の各大問(特に第1問、第2問)は、基本的にこの一文から始まります。この文章に続いて歴史的事実や史料をまとめた文章が示され、その後に1問〜数問の小問が並びます。…
こんにちは、根本です。
チレキ参考書第2部、今回からは各科目の勉強法・参考書を紹介していきます。
今回は日本史の1回目です。
東大日本史の勉強
■「次の文章を読み、後の問いに答えよ。」
東大日本史の各大問(特に第1問、第2問)は、基本的にこの一文から始まります。
この文章に続いて歴史的事実や史料をまとめた文章が示され、その後に1問〜数問の小問が並びます。
(実際の過去問は
コチラ
)
日本史の入試問題に論述を課す大学は多くありますが、
東大の場合はそれに加え文章の読解も要求されることになります。
つまり、東大日本史で問われる力は、
問題で提示された文章が何を意味するのかを丁寧に読み取り(!)
読み取った事項と自分の持つ知識を結びつけ
問題の要求に沿って説明を構成する
力ということになります。
ただの論述ではなく、与えられた文章(・史料)を読み解く力も求められる。
これが東大日本史の大きな特徴です。
■勉強の流れ(日本史ver.)
第1回の最後に勉強の流れを紹介しましたが、上記のことを元に勉強の流れ(日本史ver.)を整理してみます。
①「大きな流れを身につける」
日本史で言う「大きな流れを身につける」とは、
「『◯◯時代』の特徴を簡潔に説明できるようにしておく」
ことと考えることができます。
例えば平安時代後期はどのような時代だったのか、江戸時代の前期と中期はどう異なるのか、などです。
古代から近代に至るまで、日本はどのような時代を経てどのように変わってきたのか、自分の中で一通りイメージが作れるようにしておきましょう。
②「東大で必要なレベルの知識を完全に習得する」
「暗記量は、私立大入試で求められる量と比べて圧倒的に少ない」
これは「東大地歴は暗記科目?」という問いに対して前回ご説明したことです。
実際、日本史でも人物名や作品名等の暗記を求められることはあまりありません。
ただ、一方で求められているのは各事項に対する理解の深さです。
例えば、「荘園制とはどのような意味を持ったか?」「刀狩りの背景にあった豊臣秀吉の思想は?」といった問いは入試において繰り返し問われています。
いずれも小学校の歴史で触れている語句ですが、その意味を真正面から問われると簡単には答えにくいのではないでしょうか?
「東大で必要なレベルの知識」とは、このような語句や事項の背景・意味のことを指します。
名前・語句を問う短答問題に答えられるようになるだけでなく、その名前・語句を説明する問題にも答えられるようになること、これが「習得」の意味と言えます。
暗記の量というよりは、暗記の質・深さが求められていると言えるでしょう。
③「実践的な練習を積みながら①②で習得した事項を自分でまとめ、アウトプットする練習を積む」
最初に紹介したように、東大日本史の問題形式は独特です。
一般的な論述問題に求められる力に加えて、問題文を読み取る力が求められます。
「実践的な練習」では論述の力だけではなく、問題文の読み解き・自分の持つ知識との結びつけも合わせて練習をしていきたいものです。
東大日本史参考書
次回、日本史の勉強の流れ①〜③、それぞれの段階で役立つ参考書を紹介していきます。
紹介を予定している参考書は以下のラインナップです。
実際に参考書を使った方の声やそれぞれを比較しての分析なども含め、それぞれの参考書の使いどころをお伝えします。
※次回更新は10/21(月)の予定です。
■流れを理解するための参考書
・
山川出版社『詳説日本史B』
をはじめとする教科書
・
『NEW石川日本史B講義の実況中継』シリーズ(春秋学習社)
・
安達達朗『日本史講義 時代の展開と特徴』(駿台文庫)
・
野島博之『謎とき日本近現代史』(講談社現代新書)
・
石川 晶康『日本史の考え方 河合塾イシカワの東大合格講座!』(講談社現代新書)
■用語・事項を覚える、押さえる
・
石川 晶康『書いてまとめる日本史―日本史短文論述練習帳 (河合塾シリーズ 得点おまかせ vol. 2)』(河合出版)
・
『段階式 日本史論述のトレーニング』(Z会出版)
■アウトプットする訓練を積む
・
野島 博之, 井之上 勇『東大日本史問題演習 (東進ブックス 究極の東大対策シリーズ) 』(ナガセ)
・
石川 晶康、桑山 弘、溝田 正弘、 神原 一郎 『“考える”日本史論述―「覚える」から「理解する」へ (河合塾SERIES)』(河合出版)
・
相澤 理『歴史が面白くなる 東大のディープな日本史』(中経出版)
・
佐々木 哲『東大入試で遊ぶ教養 日本史編』(長崎出版)
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