東大の前期日程ではリスニングの点数は合計得点に算入されません。後期日程では、筆記(200点満点)とリスニング(50点満点)の合計得点(250点満点)を200点満点に換算して利用します。
リスニングの出題内容と配点は以下の通りです。
番号 |
出題内容 |
配点 |
第1問 |
会話文の内容に会う絵等を選ぶ |
12 |
第2問 |
会話文の後に続く応答文を選ぶ |
14 |
第3問 |
A |
会話の内容について質問に対する答えを選ぶ |
6 |
B |
会話の内容について図表を完成させる |
6 |
第4問 |
A |
短い文章の内容について質問に対する答えを選ぶ |
6 |
B |
長めの文章の内容について質問に対する答えを選ぶ |
6 |
東大英語のリスニングに慣れていれば、センター試験のリスニングはスピードも遅く聞き取りやすいでしょう。東大リスニングと同様、センターリスニングでも選択肢に目を通しておくことで問題が解きやすくなります。しかし東大英語では筆記とリスニングが同一試験時間内に行われるため、戦略的に時間配分することで選択肢に目を通す時間を確保することが出来ますが、センターリスニングではそうはいきません。第1問で明らかに答えが分かっている時に2回目の放送を聞かずに第3問に目を通したり、問題に関する説明の放送時に第4問を読んだりと、予め自分がいつ選択肢に目を通す時間を確保出来るかを知っておきましょう。
またリスニングでは例え聞き取れなかった問題があったとしてもそれを引きずらないことが鉄則です。他の科目と違って、リスニングでは放送が終わってしまえばいくらその問題を考えても正答にたどり着けることはほとんど無いと言っても良いでしょう。特にセンター試験本番では分からない問題があるとどうしても焦ってしまいがちですが、そこは気持ちを切り替えて次の問題に集中しましょう。