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チレキ参考書 −第8部 チレキ参考書イロイロ−

いよいよ地歴参考書最終回。ここでは、参考書を選ぶor使う上でいくつか気をつけておくと良いポイントをご紹介します。これまで色々と参考書(総勢42冊!)をご紹介してきましたが、それぞれを上手く使いこなせなければ効果は上がりません。むしろ、マイナスになることも…
こんにちは、根本です。
いよいよ地歴参考書最終回。ここでは、参考書を選ぶor使う上でいくつか気をつけておくと良いポイントをご紹介します。

これまで色々と参考書(総勢42冊!)をご紹介してきましたが、それぞれを上手く使いこなせなければ効果は上がりません。むしろ、マイナスになることも…
それは(最後にも改めて書きますが、)地歴科目の学習の際には「地歴科目の勉強効果を上げる」だけではなく、「受験勉強全体の効果を上げる」ことも意識する必要があるからです。

参考書を選ぶ(特に、使い時を選ぶ)際には、以下のことに気をつけてみてください。


 参考書を選ぶ時に注意すべき3つのこと


①どの段階で使う参考書か?
 流れー知識習得ーアウトプット(ーメンテナンス)
参考書には、適切な使い時があります。例えば、勉強を始めたばかりなのにいきなり入試過去問を使うのはあまり得策ではないでしょう(もちろん、それを是とする勉強法もあるにはあります)。
チレキ参考書第1部でもご紹介したような勉強の流れを意識し、その段階に沿って最適な参考書を選ぶことがポイントとなります。


②どこで使える参考書か?
 机に向かって取り組む参考書ー移動中等に読める(机が無くてもOKな)参考書
問題をバーッと解いて答え合わせをする形の参考書は机に向かってじっくり取り組む必要があります。一方、一問一答形式の問題集は電車の中でも取り組みやすいでしょう。論述問題の解説を読むのも移動中に出来るかもしれませんね。


③一区切りするのにどれくらいかかる参考書か?
 1回につき1〜2時間かかる参考書ー隙間時間で取り組める参考書
世界史の一時代の流れをきちんと押さえようとするなら2時間くらい取ってじっくり学習した方が良いでしょう。一方、用語集は5分あればサッと取り組めてしまいますよね。また、実は日本史の入試問題を1問解くのも15〜20分程の時間で出来てしまいます。


 要は使える時間とのバランスを取ることがポイント


①地歴と英数国のバランスを取ることが大切
地歴科目を学習する際には、「地歴科目の学習効果を上げる」「受験勉強全体の学習効果を上げる」ことを意識する必要がある、と言いました。
東大入試(一般的に、国立大学入試はそうですが)の特徴として、受験科目が多いことが挙げられます。つまり、地歴にばかり時間を割くことはできない、ということです。時々ある失敗として「地歴に時間を割きすぎて英数国が疎かになってしまった」というものがあります。地歴と比較すると、英数国は長期間にわたりコツコツやる必要がある(しかも、机に向かって取り組む必要がある内容が多い) 科目と言えるでしょう。


②1日を考えてみると、まとまって使える時間は限られている
1日の中で使える時間の種類は「1〜2時間まとまった時間」「5〜30分程度の隙間時間」の2種類に分けて考えることができます。そして、学校・予備校の無い休日や長期休み期間は別ですが、普段の生活の中で「1〜2時間まとまった時間」を確保できるタイミングは限られています。このまとまった時間で何をするか、を上手く設計できるかどうかが大切です。


こうしてみると地歴参考書のうち、どれをいつ使うかを適切に選択することがポイントになってきます。その視点でもう1度第2部〜第7部を見返してみると良いかもしれません。

これで「チレキ参考書」は終了です。お付き合いいただき、ありがとうございました!

2013年11月25日 根本

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