受験対策

東大入試の解答用紙 第4回:世界史

 東大世界史の解答用紙は、次のような形式となっています。

⇒PDFファイルダウンロード(全年度共通)

■サイズ■
 A3程度の大きさの用紙に、横30字×縦22行の解答欄が片面2つ。両面印刷なので計4つの解答欄が付いていて、本番ではそれが2枚(2科目分)配られる。第1問をイ、第2問をロ、第3問をハに書くことになっていて、世界史で利用するのはイ~ハの解答欄まで(イ~ニまで使うのは日本史だけ)。


■特徴■
 他の地歴科目と解答用紙は全く同じなので、世界史固有の特徴はない。理科同様解答科目を切り取る作業があるので、自分が解答する科目と解答用紙を間違えないように注意する(例:地理を切り取った解答用紙に、世界史を解答しないこと)。

第1問(大論述)
・年にもよるが17~20行が行数制限となるのが一般的。(感覚的には、制限を超えても大幅な減点にはならないとは思うものの、)制限を超えて書かないことが大事。
・書き始めたら途中から変更するのが難しいので、事前にメモを作ることが重要。
・指定語句への下線は絶対忘れないようにする。
・数字は1マスに2字は許容範囲か。例)19 24 年

第2問(小論述)、第3問(単答)
・あらかじめ自分で問題番号を書いておいて、解答用紙のフォーマットを作っておくのがオススメ。
・指定された行数は最低限守るようにする。
・こちらも指定語句に下線を引くのを絶対忘れずに。


■使い方■
 第1問、第3問は自分で考える余地があまりなく、使い方に迷うことはないと思われる。第2問は人によって好みが分かれるところ。合理的な使い方をしていれば減点はされないと思われる(解答欄の使い方次第で減点をされる模試も実際にはあるが、本番では無視されると考えていい)。大事なのはトータルで行数を守っていること。第2問だけ、以下に解答例のサンプルを載せる。



 第1問、第2問は、実際の解答用紙を使って書くことがなによりも練習になるので、過去問を解く際には解答用紙に実際に自分で書いてみることで書き方の感覚を掴んでほしい。

2015/12/14 武井靖弥

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