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「正解」のその先へ―炭谷俊樹さんインタビュー

「正解」を求めて東大に入った。けれど、本当の人生は「正解」の外にこそあった――。
今回インタビューを行ったのは、ラーンネット・グローバルスクール創設者の炭谷俊樹(すみたに・としき)さんです。炭谷さんは東京大学大学院を卒業後、コンサルティング業界を経て、現在は教育分野を中心に幅広く活動されています。

東大卒業後、コンサルティングファームの面接官として感じた、東大生や日本の教育への違和感。そして、現代を生きる受験生に伝えたい、AI時代の「真の知性」の磨き方とは。

受験勉強においては、大学合格のための手段として、決められた「正解」を覚えていくという色彩が強くなるのは否定できません。しかし、膨大な時間を捧げるからには、それだけにとどまるのはもったいない。受験勉強から何を学び、どう将来の自分に繋げていくのか―炭谷さんの問題意識や、受験生へのメッセージを伺いました。

「正解」の外で見つけた、本当の学び

2026.02.14

  • 中川 天道

    (取材を終えて) 私が炭谷さんへの取材を通して特に印象的に感じたのは、「学び」の持ちうる豊かさと、それを十分に引き出せていない現在の「勉強」の常識とのギャップでした。 「勉強」という言葉からは、全員が同じテストに向けて知識を覚え、その正答率を競うようなイメージが連想されがちです。しかし、炭谷さんの提唱する学びはそうではありません。自分自身の興味や問題意識を起点に、主体的に問いを立てて学びを深める。そうした「探究型の学習」こそが、一人ひとりの可能性を引き出すということを強調されています。 そして、それを実現する上で欠かせないのが、「違い」を許容する姿勢です。 教育は工場生産とは異なり、全員が同じペースで、同じ目標に向かって成長していくものではありません。しかし私たちは、無意識のうちにそれを期待して(されて)しまっている部分があるように思います。 そしてそれは、必ずしも学校や教育の場面に限られません。社会的評価の高いものを「正解」と考えて競争し、その結果によって疲弊してしまう傾向は、社会においても広く見られるものです。 他者との優劣を競うのではなく、自分自身の関心を起点に主体的に学び、それを自己実現へと結びつけていく。この学習観の転換は、教育のあり方にとどまらない大きな示唆を与えてくれるように思います。 最後になりますが、本インタビューを快くお引き受けくださった炭谷さんに、この場をお借りして心より御礼申し上げます。