理系のための東大文系数学 2008年 第3問(条件をみたす点の軌跡)
連載:理系のための東大文系数学
2021.11.20
今回は「図形と方程式」の単元から 1 題ピックアップしました。
解法選択も一つの分岐点ですが,どのみちそれなりに煩雑な計算が待っています。
しんどい問題ですが,理系受験生であれば正答に辿り着いてほしいところです。
問 題
座標平面上の 3 点
, , に対し,
をみたす点
2008年 東京大学 前期二次試験 数学(文科) 第3問の軌跡を求めよ。ただし とする。
解 答
と言い換えられる(この最後の式を (*) とする)。ここで
を代入して整理すれば,
となる。以上より,条件をみたす点

コ メ ン ト
問題文の条件式は至ってシンプルなのですが,点
上の解説では条件式を整理する過程を省いているので,各自で計算してみてください。
想像以上に大変だと思います。
今回の解法は何も工夫をしていないため,すぐに答案作成に取り組むことができます。一方で無策といえば無策であるため,途中計算が大変になりました。
逆に,最初に面倒でもちょっと工夫をすることで,計算式の次数を下げられる解法もあります。
たとえば
これにより,式の次数を抑えつつ計算が進められるので多少楽です。
また,意欲ある受験生のみで構いませんが,この問題は複素数平面を用いた解法もあります。
興味のある人はぜひ試してみてください!